【7月例会】 近代都市史・地域史と軍港研究の到達点と課題 ―『シリーズ軍港都市史研究』から考える―

 近年、近現代史分野では軍都や軍港の都市史研究を含め、軍隊・軍事
と地域社会との関係に関する研究が、様々な形で進んでいます。中でも
『シリーズ軍港都市史研究』(第1巻~第7巻、清文堂出版)は、都市史や
地域史研究との接点を意識し、明確な方法的意図も持った、本格的な
研究論文集として多くの成果を上げています。本例会では、同シリーズを
中心になって編集・執筆された坂根嘉弘氏をお招きし、シリーズのねらい
と成果、課題などについてご報告いただきます。

 部会からのコメントとあわせ、海軍軍港都市史にくわえ、軍隊と地域
社会に関する研究や、近代日本の地方都市研究に同シリーズが提示
した論点や成果を整理し、今後の研究課題を考えたいと思います。
 会員の皆さまをはじめこのテーマに興味のある皆さまのふるっての
ご参加をお待ちしています。

報 告:坂根嘉弘氏(広島修道大学)
 「シリーズ軍港都市史研究を編集して―成果と課題―」

コメント:大阪歴科協帝国主義研究部会ワーキンググループ
 「シリーズ軍港都市史研究の論点と意義(仮)」

日 時:2018年7月15日(日)13:00~17:00

場 所:クレオ大阪中央 研修室1

※地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」1・2番出口から北東へ徒歩約3 分
※大阪市天王寺区上汐5-6-25、tel 06-6770-7200
※資料代 300円(会員無料)

クレオ大阪
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2018-06-11 : 例会 : トラックバック : 0
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【帝国主義研究部会】6月部会のご案内

大阪歴史科学協議会では7月に『軍港都市史研究』について例会を企画しております。

 それにつき、帝国主義研究部会では勉強会を開催いたします。みなさまの奮ってのご参加を、心よりお待ちしております。

日時:6月14日(木)18時30分~
報告者:北泊謙太郎氏(大阪大学)
場所:淀川区民センター 和室

淀川区民センター


報告では、以下の3本の論文を取り上げます。
・坂根嘉弘「軍港都市と地域社会」(坂根嘉弘編『軍港都市史研究Ⅰ 舞鶴編』序章、清文堂出版、2010年)
・河西英通「軍港と漁業―漁業廃滅救済問題をめぐって―」(河西英通編『軍港都市史研究Ⅲ 呉編』第7章、清文堂出版、2014年)
・大西比呂志「軍港都市の市政構造―横須賀市長銓衡過程を通して―」(上山和雄編『軍港都市史研究Ⅳ 横須賀編』第2章、清文堂出版、2017年)


(参考文献)
・吉良芳恵「海軍助成金の成立とその展開―横須賀市を中心に―」(上山和雄編『軍港都市史研究Ⅳ 横須賀編』第3章)。
・坂根嘉弘「陸海軍と中国・四国・瀬戸内の経済成長」(坂根嘉弘編『地域のなかの軍隊5 中国・四国 西の軍隊と軍港都市』、吉川弘文館、2014年)。
2018-06-04 : 部会情報 : トラックバック : 0
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【2018年度大会・総会のご案内】日本中世社会をどう把握するか

 昨今の歴史学は個々の研究者の関心・課題意識の個別・細分化を背景として、各研究分野の個別具体的な事象の解明が進んでいます。これにより具体的な成果を積み重ねている一方、個別分散化と対極的に歴史の全体像を提起するための議論は活発とは言えない現状にあります。本会創立時の中心メンバーの一人であった黒田俊雄氏による顕密体制論は、顕密仏教を中世仏教と位置づけることにより従来の宗派史や旧仏教・新仏教という把握を否定し、中世宗教史を中世国家史・社会論と共通の基盤で捉える途を開き、歴史を総体として把握する枠組みを提起しました。
 本大会では、顕密体制論の提起を受けて、中世仏教の教義・思想を論理的に明らかにするとともに、その社会的機能及び国家の宗教政策を実証的に解明されてきた平雅行氏に報告を依頼しました。今回は、院政期の仏教界の腐敗・堕落から始まったとされる仏教革新運動の要因として治承・寿永の内乱に注目するとともに、浄土教から誕生した在俗出家が中世社会に与えた影響について論じていただきます。報告は、顕密仏教の展開過程を仏教界内部の動向だけに収斂させるのではなく、国家・社会の総体の中で把握することで、日本中世の理解を深化させるものとなるでしょう。
 歴史学が個々の史実を総体のなかで捉え、現代認識を踏まえた構想力をもって全体像を構築する営為だとするならば、本大会が中世仏教史研究に留まらない歴史学研究全体の課題を考えるための議論の場となるよう、あらゆる時代・分野の研究に携わられる諸氏の積極的なご参加をお願いします。

報 告 平 雅行氏(京都学園大学)
「鎌倉新仏教史観と顕密体制論―浄土教史の再構築をめざして―」
コメント 大阪歴史科学協議会前近代史研究部会ワーキンググループ
日 時 2018年6月9日(土)
     総会 10:00~12:00  大会 13:00~17:00
場 所 関西大学千里山キャンパス 第1学舎5号館E402



関大最新版

※ 阪急千里線「関大前」駅下車、徒歩約10分。1-5 が会場の第1学舎5号館で、E402号教室は4階です。
※ 参加費(資料代)として500円いただきます。
2018-05-04 : 大会 : トラックバック : 0
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【5月例会】日本中世の戦争と平和

 1980年代以降の日本中世史研究では、合戦や戦乱の「戦争」としての実態に注目する観点から、日本中世の「戦争と平和」についての議論が展開されるようになりました。一方で、日本中世社会の中で重要な位置を占める寺院や僧侶を軸にこれらの「戦争」や「平和」を分析する研究は十分進んでいるとは言えず、現在の中世史研究の課題となっています。
 そこで5月例会では、これまで寺院史・宗教史を牽引してこられた久野修義氏をお招きし、大勧進聖重源の東大寺再建をはじめとする宗教的実践活動を、治承・寿永の「戦争」の戦後処理をめぐる宗教者の社会的実践として考察し、当時の社会状況の中に位置づけなおす報告を行っていただきます。5月例会が、重源の事績を通して日本中世の「戦争と平和」について考える場となるよう、皆さまの積極的なご参加をお願い申し上げます。

報 告 久野 修義氏(元、岡山大学)「重源と源平戦争」

日 時 2018年5月13日(日)14:00~17:00

場 所 クレオ大阪西 研修室

※JR環状線・阪神なんば線「西九条」駅下車、徒歩3分。
※大阪市此花区西九条6-1-20、tel:06-6460-7800

参加費 非会員300円(会員無料)

クレオ大阪西
2018-04-30 : 例会 : トラックバック : 0
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『歴史科学』第232号(2018年4月)

〈近代公娼制と軍「慰安所」のあいだ〉
佐賀 朝:近代公娼制と軍「慰安所」のあいだ―性奴隷制概念と歴史的実態から―
小野沢あかね:近代公娼制度と日本軍「慰安婦」問題―性奴隷制概念と日本人「慰安婦」―

〈『大学でまなぶ日本の歴史』から考える教養教育としての日本史〉
木村茂光:大学用テキストの編集と歴史教育―個人的な経験から―
前田結城:『大学でまなぶ日本の歴史』の特徴と活用法について―大学教養教育としての日本通史を考える糸口として―

〈西バルト海地域の初期社会における国家形成―スラブ固有宗教とキリスト教―〉
市原宏一:「異教」と改宗―12世紀バルト海南岸における社会構成の移行―
田中 聡:市原報告へのコメント―エミシ社会論から―

徳永健太郎:書評:長谷川賢二著『修験道組織の形成と地域社会』

彙報・委員会記録
2018-04-29 : 会誌『歴史科学』 : トラックバック : 0
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