【2016年度大会・総会のご案内】帝国主義の現段階と平和・民主革命の新たな可能性

日本国憲法公布70周年の今年、大阪歴史科学協議会は52回目の大会を開催します。
 昨年9月安全保障関連法は強行採決されましたが、法案の審議過程において、さらに法律成立後もより一層憲法の平和主義と立憲主義を擁護する運動が高まっています。その国民的運動のなかにおいて、若者が新しい形で運動を先導したこととともに、学者・研究者が従来になく広範に立ち上がっていることも注目され、歴史学が果たす役割が問われています。
世界史の現段階を把握するとともに、諸地域・諸階層の思想と運動がいかに新しい局面を切り開いていけるかの展望を示すこともまた、歴史学の重要な役割といえるでしょう。
 世界史の現状は、中東におけるテロ・内戦と欧米諸国による空爆が事態を混沌とさせ、大量の難民が欧州に押し寄せ、テロの拡散も懸念されています。中東近現代史研究者の栗田禎子氏は、今の事態を、欧米による中東の「再植民地化」とこれに抵抗する2011年の中東革命、その後の反革命状況と捉え、日本の安保法制と中東との関わりを指摘します。そのうえで日本における憲法を守る運動を世界史の位相で捉える報告をしていただきます。
 日本現代史研究者の上野輝将氏には、21世紀に入ってからの日本における市民運動を俯瞰した上で、安保法制反対運動の可能性と世界の市民運動との比較について報告していただきます。現代世界を歴史的にいかに把握するか、大会が有意義な議論の場となるよう皆様の積極的な参加をお願いいたします。

報  告  
栗田禎子氏(千葉大学)「危機のなかの中東・世界・日本と「平和・民主革命」の可能性―歴史的位相と展望を探る (仮)」
コメント 
上野輝将氏(元神戸女学院大学)「日本現代史研究から-個人を主体とした市民運動の役割・世界的な連鎖をどう見るか」

日 時 2016年6月11日(土)
      総会10:00~12:00  大会13:00~17:00
場 所 関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス F号館203号教室

      ※ 下記の地図①が正門、⑬が会場のF号館になります。

関西学院大学キャンパスマップ
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2016-05-13 : 大会 : トラックバック : 0
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【2015年度大会・総会のご案内】新自由主義と現代歴史学の課題

 戦後70年をむかえる本年、大阪歴史科学協議会は、51回目の大会を開催します。
 この1年、日本の政治と社会をめぐる動きは、楽観を許さない状況をむかえているように思われます。改憲問題、戦後70年に際しての首相談話をめぐる議論、沖縄・辺野古への基地移設問題、集団的自衛権をはじめとする安保法制整備の問題など、戦後日本の平和と民主主義を規定してきた枠組みが大きく揺さぶられています。とりわけ、現政権の歴史認識が問題となっており、慰安婦問題をめぐる対応、教科書検定における政府見解の強要などの、いわゆる歴史修正主義的傾向に対して、国内外から批判が寄せられています。また大阪に即していえば、大阪都構想自体は住民投票で否決されたものの、府市統合を前提として進められてきた一連の政策について、引き続き注視することが必要です。
 このように複雑で困難な状況の下で、歴史学研究の可能性が改めて問われています。大会では、日本と世界をめぐる諸問題の根幹の一つである、新自由主義の問題をめぐって積極的に発言をされている小沢弘明氏をむかえ、新自由主義の時代と歴史学研究の課題をめぐる報告を行っていただきます。歴史的存在としての新自由主義の成立と展開に注目し、それが日本にどのように導入され作用しているのかについて、「同意調達」の観点から議論を展開する小沢氏の論点は、歴史学をふくむ知のありように及んでおり、歴史学研究の今後を考える上で重要な提言といえます。またコメントでは、小沢氏の報告を受けて、地域史研究および若手研究者の現在行っている研究が、現代社会といかなる関係で切り結ばれるのかという点をめぐって、それぞれの立場から論じます。現代と歴史学の関係という包括的な課題をめぐって、大会が有意義な議論の場となることを念願しています。皆さまの積極的なご参加をお願いいたします。

報 告  小沢弘明氏(千葉大学)「新自由主義時代の歴史学―下からのグローバル・ヒストリーについて―」
コメント 松岡弘之氏(尼崎市立地域研究史料館)・小野塚航一氏(神戸大学)・北野智也氏(大阪市立大学)
日 時  2015年6月13日(土)

総会10:00~12:00  大会13:00~17:00
場 所  関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス F号館203号教室
※ 阪急今津線「甲東園」駅、「仁川」駅下車徒歩12分。①が大学正門、⑬が会場のF号館で、203号教室は2階です。
※ 参加費(資料代)として500円いただきます。

関西学院大学キャンパスマップ
2015-05-19 : 大会 : トラックバック : 0
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【創立50周年記念 2014年度大会・総会のご案内】歴史学の新段階に向けて

 1964 年に歴史科学協議会として誕生した大阪歴史科学協議会は、
本年で創立 50 周年を迎えます。これを記念し、今年は 2 日間の日程で大会を開催いたします。
 1日目はテーマを「歴史学の新段階に向けて」とし、1日目は宮地正人氏、塚田孝氏による講演をおこないます。幕末・維新史研究の新たな展開や、歴史学の方法としての地域史研究をめぐって、歴史学研究の今後を切り拓く活発な議論が期待されます。
 2 日目はテーマを「地域史研究の方法と実践」と設定し、近年、大阪歴科協が継続的に取り組んでいる地域史研究の新たな展開をめざして、古代から近代までの4本の個別報告を用意しました。多様な論点の提示を通じて、地域史研究の可能性が議論されることと思います。
 改憲や教育委員会制度改革をめぐる議論がすすむ近年の危機的状況の下で、歴史学研究の役割があらためて問われている今日、大会が有意義な議論の場となることを念願しています。皆様の積極的な参加をお願いいたします。

1日目:歴史学の新段階に向けて 2014年6月14日(土)13時半~17時半 総会10時~12時半
<記念講演>
 塚田 孝氏 「地域史認識の深化-大阪歴科協と和泉市史での経験から-」
 宮地正人氏 「歴史の恐さ・歴史の面白さ-日本の近代化を例として-」
※終了後、懇親会をおこないます(於:新関西大学会館・レストラン「チルコロ」)

2日目:地域史研究の方法と実践 2014年6月15日(日)10時~17時
 高橋明裕氏(立命館大学)「『播磨国風土記』にみる6-7世紀、播磨の地域社会構造」
 東野将伸氏(大阪大学DC)「18世紀後期の豪農金融と地域社会-摂津国島下郡高島家を事例に-」
 島﨑未央氏(大阪市立大学DC)「近世和泉における水車絞油屋の経営と地域社会-池田下村を中心に-」
 島田克彦氏(桃山学院大学)「大阪湾岸新田地帯の近代-西成郡春日出新田を素材として-」

会 場 関西大学 千里山キャンパス 第一学舎一号館A301教室
(〒 564-8680 大阪府吹田市山手町3 丁目 3-35 TEL:06-6368-1121(大代表))
関大
↑クリックで拡大できます。

※ 梅田方面から:阪急千里線「関大前」駅下車、徒歩約10 分
JR 吹田駅から:阪急バス「JR 吹田北口」停留所より乗車、「関西大学」停留所下車
※ 左図[A]が大学正門、[1]が会場となる第一学舎です。A301教室は3階です。
※ 参加費(資料代)として500 円いただきます。
※ 7月例会は7月12日(土)となります。
積山洋氏の近著『古代の都城と東アジア-大極殿と難波京』をめぐる企画を予定しております
(会場:クレオ大阪中央)。
2014-05-06 : 大会 : トラックバック : 0
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