【2月例会】第52回「建国記念の日」不承認2.11大阪府民のつどい

 戦前、「紀元節」は、初代神武天皇即位の日とする天皇制国家の重要な祝祭日でした。戦後、「紀元節」の復活をねらう政府は、1966年に「紀元節の日」であった2月11日を「建国記念の日」と制定しました。「建国記念の日」は、国民主権を基本とする憲法の民主主義的原則に反し、歴史の真実を歪めるものです。
 政府は2018年を「明治150年」として、「明治の精神」「日本の強み」を「再認識」させようと施策推進を狙っています。明治から今日まで日本が関わった戦争とその終わらせ方を検証されてきた原田敬一さんに、政府が提示する歴史像の問題を視野に入れつつ、次の戦争を始めさせないためにお話しいただきます。

講 演
原田 敬一さん(佛教大学歴史学部教授・日本近現代史)
「戦争を始めさせないために―「明治150年」と日本の戦争―」

※著書に、『「戦争」の終わらせ方』(新日本出版社、2015年)、『国民軍の神話―兵士になるということ』(吉川弘文館、2001年)など。

文化行事 宮崎 剛さん(ピアノ)
曲 目
ベートーベン ピアノソナタ 第14番 作品27-2「月光」
ガーシュウィン ラプソディ・イン・ブルー、ほか

日時:2018年2月11日(土)13時30分開演(13時開場)
会場:大阪府教育会館たかつガーデン8階

*近鉄「大阪上本町」駅から徒歩約3分/地下鉄「谷町九丁目」駅から徒歩約7分
参加費:500円(高校生以下無料)

主催:「建国記念の日」反対大阪連絡会議
事務局団体:大阪歴史学会・大阪歴史科学協議会・大阪歴史教育者協議会・関西マスコミ文化情報労組会議・大阪民衆史研究会・大阪教職員組合

大阪府教育会館(たかつガーデン)
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2018-01-28 : 例会 : トラックバック : 0
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【1月例会】 「歴史認識」・歴史教育をめぐる同時代史を考える ―「慰安婦」問題を中心に―

1990年代以降、近代日本の「植民地支配と侵略」などをめぐる「歴史認識」問題が日本社会で大きな争点となってきた。そこでは、「歴史認識」問題の逆流とでもいうべき、歴史学研究の成果を否定し、歴史教育の実践を攻撃する動きが、政治的な動向とも密接に関連しながら強まりを見せ、今日に至っている。
 特に大きな焦点となってきたのが日本軍「慰安婦」問題である。90年代前半にはそれまで沈黙してこざるをえなかった被害者が声をあげ、被害者女性たちを支援する動きもひろがり、また吉見義明氏ら研究者による史料の発掘、研究の進展もあり、日本社会もその事実を受け入れようとした。その象徴ともいうべきものが「河野談話」(1993年8月)であり、また90年代後半には中高の歴史教科書に「慰安婦」問題が記載された。ところが90年代半ば以降、その反動ともいうべき、「慰安婦」などの「植民地支配と侵略」の歴史的事実を歪曲・否定する動き、歴史教育・教科書への攻撃が、政治的な動向とも相まって強まっていった。
そうした厳しい状況のなかで、20年来の中学校社会科における「慰安婦」問題の教育実践を積み重ねてきた平井美津子氏が、その教育実践を『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』にまとめて出版された。同書を素材としつつ、ご自身も大学で「慰安婦」問題の教育実践、さらに「吉見裁判」(吉見義明氏の「慰安婦」研究への名誉毀損を争った民事裁判)支援運動を研究者として中心的に担ってきた加藤圭木氏(朝鮮近現代史)に、「慰安婦」問題を中心とした「歴史認識」・歴史教育の〈同時代史〉 を整理、問題提起していただく。
平井氏のコメントも受けて、歴史研究・教育の成果、現状、課題などを議論・確認し、「歴史認識」・歴史教育をめぐる〈同時代史〉についての認識を深めたい。

報 告 加藤 圭木氏(一橋大学)
「『歴史認識』・歴史教育をめぐる同時代史を考える
―「慰安婦」問題に取り組んだ経験から―」
コメント 平井 美津子氏(子どもと教科書大阪ネット21)
日 時 2018年1月27日(土)
14:00~17:00
場 所 クレオ大阪西 研修室
※ JR環状線・阪神なんば線「西九条」駅徒歩3分。
大阪市此花区西九条6-1-20、tel:06-6460-7800

クレオ大阪西

参加費 非会員300円(会員無料)
☆次回の例会は2.11集会となります。記念講演者は原田敬一氏
(佛教大学)です(2月11日[日]、@たかつガーデン)。
2018-01-13 : 例会 : トラックバック : 0
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【12月例会】「建国記念の日」不承認大阪府民集会プレ企画 「明治維新史像の形成をめぐる権力と社会 ―明治150年を前にして―」

現在、政府は「明治150年」に向けた関連施策を推進しており、その「基本的な考え方」として、「明治以降の歩みを次世代に遺す」ことや、日本の更なる発展を目指す基礎として「明治の精神に学ぶ」ことなどがうたわれている。そして政府は、こうした基本方針にのっとった施策を地方公共団体や民間も含めて推進することを表明している。歴史を踏まえて今を見直す/未来を構想する営み自体は否定されるべきではなかろうが、ここでわれわれが注意すべきことは、上記の諸施策がかつての「明治百年」のように、日本の近代化を「成功物語」とのみ見なす歴史像を所与のものとして社会一般に投ずることになりはしないか、ということである。
そこで今回は、大阪を中心とする地域史研究の研鑽に努めてきた本会の立場から、地域の歴史の政治的動員とわれわれはいかに距離をとるかという問題について、歴史的な視角を踏まえた意識喚起を参加者一同におこなえるような企画を用意した。
今回の報告者髙田祐介氏は、明治維新史観の形成過程について、近年もっとも精力的に研究成果を発表している研究者の一人である。氏は「維新殉難者」の顕彰問題を軸として、彼らがしだいに国家的基準に沿った顕彰の対象とされていく過程を明らかにしてきた。本例会においてもまた、氏のかかる研究成果をもとにして、堺事件の顕彰問題を主な事例としつつ、「維新殉難者」の地域における顕彰活動と国家による顕彰政策との相克などに着目する。このことを通じて、日本の近代化過程をめぐる集合的記憶の本来的な複層性、およびそれらを国家が画一化・一般化しようとする際に見られる政治手法について、史実をもとに再考してみたい。今回はさらに、髙田氏の報告に加えて、自由民権運動をめぐる語りについての編著を有する田﨑公司氏より、大阪周辺地域とは異なる地域の事例や、より広い研究史的な文脈からのコメントを得ることにしたい。

報 告 髙田 祐介氏(佛教大学)
「明治維新歴史像の形成と地域の歴史意識
―堺事件「殉難者」顕彰を事例に―」

コメント 田﨑 公司氏(大阪商業大学)
「明治維新150年の会津の位置―「悲劇」か「神話」か―」

日 時 12月17日(日)
13:30~17:00

場 所 クレオ大阪中央 研修室2
(地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」1・2番出口から北東へ
徒歩約3 分。大阪市天王寺区上汐5-6-25、tel 06-6770-7200)


クレオ大阪

参加費 300円(主催・共催団体の会員・組合員は無料 )
☆例会終了後に、地下鉄「谷町九丁目」駅付近にて忘年会を開催します。
こちらも奮ってご参加下さい。
2017-11-30 : 例会 : トラックバック : 0
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【11月例会】近世・近代堺の街歩きと「堺市史史料」

 11月例会は「近世・近代堺の街歩きと『堺市史史料』」と題し、都市堺の
フィールドワークを実施します。

 堺市では、明治期に市史編纂が試みられ、『堺大観』と名付けられた稿
本と史料集が残されました(堺市立中央図書館所蔵)。1920年代には市
史編纂部が設置され、市域から全国に及ぶ史料の調査・収集が進められ
ました。市史編纂事業は『堺市史』全8巻(1929-31年)の刊行に結実する
とともに、歴史資料の複製を「堺市史史料」として整理・製本し、長期にわ
たって保存するという貴重な成果を遺しました。「堺市史史料」とは、古文
書等を原稿用紙に筆写した稿本を中心に、絵図の複製や記録写真類も
含んでいます。その活用可能性は、近世堺の都市社会や堺奉行による
支配の解明を目指した3月例会「近世堺の法と社会」(山下聡一報告、島
崎未央報告)において示されたところです。

 以上を踏まえて11月例会では、「堺市史史料」を所蔵する堺市立中央図
書館を訪問し、史料の成り立ちや、成立から現在に至る保存の経緯につ
いて理解を深めます。あわせて、「元和の町割」や伝統的景観を今日に
伝える綾ノ町以北地域や史料所蔵者をたずね、都市堺の近世・近代史を
地域史的視点から学びます。多数のご参加を期待します。
(*台風で中止となった9月例会と同じ内容の企画を、日を改めて開催します)。

日 時:2017年11月12日(日)13:00~17:00

場 所:南海本線「七道」駅改札口前集合(13時)

行 程:
1)綾ノ町以北フィールドワーク(近世以来の堺の町割を体感しながら歩く、
清学院・井上関右衛門鉄砲鍛冶屋敷・内田家住宅など見学)

2)覚応寺

3)堺市立中央図書館(「堺市史史料」および関連史料見学)

歴史科学ブログ

資料代 300円(会員無料)


☆次回の12月例会は、12月17日(日)にクレオ大阪中央で開催します。佛教大学の高田祐介氏に、堺事件に関わった志士の顕彰と地域社会をテーマにご報告いただく予定です。 
2017-10-27 : 例会 : トラックバック : 0
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【10月例会】日本古代の地方支配構造と郡司

 日本古代史においては、郡司の任用制度を切り口に古代国家の地方支配構造と中央集権的な古代国家の成立過程が議論されてきた。昨年『日本古代の郡司と天皇』を刊行した磐下徹氏は、7世紀半ば~10世紀までの郡司・郡司制度について、郡司と天皇の関係性と郡司層の動向という2つの分析視角から、一定の見通しを提示した。

 10月例会では磐下氏を報告者に迎え、兵庫県豊岡市の袴狭遺跡出土木簡の分析を通じ、10世紀以降の地方社会における有力者層の実態を考察する。日本古代の地方支配構造を解明する議論の場としたい。


報 告 磐下 徹氏(大阪市立大学)
「地域社会における郡司層の変容」

日 時 2017年10月14日(土)13:30~17:00

場 所 クレオ大阪中央 研修室2

(地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」1・2番出口から
北東へ徒歩約3 分。大阪市天王寺区上汐5-6-25、
tel 06-6770-7200)

クレオ大阪

資料代 300円(会員無料)

☆次回の11月例会は、11月12日(日)に実施します。9月例会で中止となった堺方面のフィールドワークを実施する予定です。
2017-10-03 : 例会 : トラックバック : 0
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