【9月例会】戦後70年と21世紀の東アジア

 1980年代以降、日中関係は着実に緊密化し、ヒト・モノ・カネ・情報の交流は不可逆的に拡大・深化した。こうした有史以来はじめて対等の立場で良好な関係を構築してきた日中関係は、現在、転換点に立っている。2015年夏、日本政府の戦後70年談話と中国政府による戦勝70年軍事パレードは、この転換点の帰趨を問うことになるが、ここでの問題の焦点が歴史問題であることは多言を要しないだろう。
 日中両政府の間には、過去をいかに直視するかをめぐって見解の隔たりが存在する。私たちは、それが“戦争の語り”や歴史認識に関する公的な政治的解釈であることをふまえながら、メディアや論壇あるいは学界など社会の領域における開かれた討論と対話によって、日本と中国さらには東アジアに通用する歴史認識を創造することが要請されている。
 この課題に接近するために、本例会では、戦後70年と21世紀の東アジアに関わる歴史的射程を検討する。20世紀後半以降の東アジア地域の変動と、それを踏まえた歴史認識のあり方を検証し、今岐路に立たされている日本の平和主義を広く歴史的文脈から捉えなおす視座を探りたい。

報告:田中仁氏(大阪大学・法・中国近現代史)
   「戦後70年と21世紀の東アジア―“戦争の語り”と歴史認識―」
コメント:北泊謙太郎氏(大阪大学・文・日本近現代史)


日時:2015年9月12日(土)13:30~17:00
場所:大阪歴史博物館第1会議室
  (地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目駅」2号・9号出口 / 大阪市営バス「馬場町」バス停前)
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2015-08-11 : 例会 : トラックバック : 0
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