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大阪歴史科学協議会 2019年度大会・総会のご案内

          大会テーマ「近代大阪の都市社会と共同性」

 大阪歴史科学協議会では、1990年代以来、地域史や都市史について、社会構造分析の視点から系統的に取り上げ議論を重ねてきました。近年も、2013年度大会「近代大阪都市史研究の課題と方法―大都市行政と地域社会構造―」において、大阪市の市場政策や市電敷設事業と地域の住民・営業者との相互関係と矛盾に注目し、問題が発生した地域の社会構造の特質と関連づけて分析する形で都市政策と社会構造の相互関係を論じました。その際、都市社会における多様な主体が相互に取り結ぶ共同性にも留意しました。
 2019年度大会では、都市における救済や社会事業・社会政策の歴史的変遷について、社会構造あるいは都市民衆世界との関係にも留意しつつ検討したいと思います。人々が生きていくための多元的で多様な営為を、生きる術を提供する側と受け取る側との相互関係や矛盾にも留意して、歴史的に明らかにする方法を「「福祉」の複合体」(高田実)分析と名付けるとすれば、近代大阪における「福祉」は、大阪府・市などの地方団体や、多様な「私的」団体・個人、あるいはそのネットワークによって支えられ、展開したと言えます。大会では、近年、1900~20年代における都市大阪の「福祉」について、「警察社会事業」に注目して精力的に検討を重ね、米騒動や大阪府方面委員制度の導入を挟む当該期の都市「社会事業」の転換史像に新たな視点を提示してきた飯田直樹氏にメイン報告をお願いしました。また、医療の社会史の分野を専門とする廣川和花氏には、近代を通じて展開する医療の「施設化」に注目する視点から、飯田報告へのコメントをお願いしました。
 大会での議論を通じて、19~20世紀の都市大阪における社会と近代化の関係について、新たな歴史像を創造していきたいと考えています。会員の皆さまのふるっての参加をお願いします。


報 告  飯田直樹氏(大阪歴史博物館) 
         「近代大阪の「福祉」と都市民衆世界」

コメント 廣川和花氏(専修大学)
       「医療の〈近代化〉と施療・救済の観点から」

日 時 2019年6月8日(土)  
     総会 10:00~12:00  大会 13:00~17:00

場 所  関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス F号館203号教室
関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス 交通アクセス案内 https://www.kwansei.ac.jp/pr/pr_000374.html

キャンパスマップ
関学上ヶ原キャンパス地図

※ 総会・大会会場となるF号館は、正門よりまっすぐに進み、中央芝生を右側に進んだ所にあります。
※ 阪急今津線「甲東園」駅、「仁川」駅下車、徒歩12分。 参加費(資料代)として500円いただきます。
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2019-05-16 : 大会 : トラックバック : 0
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