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【11月例会】明治時代像の再構築を目指して―書評:飯塚一幸著『明治期の地方制度と名望家』(吉川弘文館、2017年)―

 日本近代史研究においては、明治地方自治制や地方政治・地方行政に関して膨大な研究蓄積がある。飯塚一幸氏の近著は、そうした先行研究の成果を吸収したうえで、地方名望家の動きを軸に、行政単位として創出された府県が公共空間へと変容していく過程を描きだす。そこで示された像は、国政レベルまでを視野におさめて明治期の社会変容に迫っており、日本における「近代化」の特質を見通すものになっている。
 本例会では、飯塚氏の近著をめぐって、二人の評者をお迎えして、その成果と今後の課題を探る。参加者も加えた幅広い議論を通して、明治期日本の時代像をいっそう豊かに描き出すための一つの端緒としたいと思う。みなさまの積極的な参加を期待している。

評  者 松沢 裕作氏(慶應義塾大学)
      中元 崇智氏(中京大学)

リプライ 飯塚 一幸氏(大阪大学)

日 時  2018年11月10日(土)、13:30~17:00

場 所 大阪歴史博物館 第1会議室(2階)

(大阪メトロ谷町線・中央線「谷町四丁目駅」2号・9号出口より徒歩。大阪市中央区大手前4-1-32、tel 06-6946-5728)

大阪歴史博物館
資料代 300円(会員は無料)

☆次回の例会は、12月9日(日)にクレオ大阪中央で開催します。今年3月にご逝去された脇田修氏の近世都市論をテーマに取り上げます(報告者:今井修平氏、大阪歴科協前近代史部会WG)。
2018-10-09 : 例会 : トラックバック : 0
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【10月例会】フィールドワーク:大和郡山・筒井地域を歩く

 今回のフィールドワークでは、広く古代から現代にかけての郡山・筒井地域の歴史を学びます。内容が盛り沢山であるため午前中から開催します。まず柳沢文庫では、郡山藩主を務めた柳沢家に伝わる史料のうち絵図を中心に閲覧し、現在開催中の特別展「明治150周年特別展 幕末の郡山藩―藩士らの戦い―」を学芸員の方の解説付きで見学します。
 昼休み後には、旧遊廓地を中心に城下町を見学します。城下の洞泉寺町・東岡町は旧遊廓地であり、三階建ての町屋が現存し、そのうち洞泉寺町の旧川本家住宅は町屋物語館として開放されている大正期の妓楼建築です。
 また、郡山の南に位置する筒井は、佐保川などの大和川支流が合流する場所であり、河川の氾濫が多発してきた地域です。請堤や遊水地を設ける土地利用慣行は中世以来形成されたもので、戦後にも存続しましたが、近年大きく変化しつつあります。環濠集落が現在最も分かりやすい形で残っている稗田集落、古代の官道である下ツ道沿いに位置する番条集落、請堤が現在も残る筒井城周辺などを踏査し、治水と地域の関係について考えます。
 会員の皆様のふるってのご参加をお待ちしております。

日 時 2018年10月7日(日)10:00~16:00頃

場 所 近鉄橿原線「近鉄郡山」駅
    東側改札前集合(10時)

行 程 午前の部(10:15~11:45頃)
    柳沢文庫・郡山城の見学
   午後の部(13:00~16:30頃)
①洞泉寺町・東岡町の旧遊廓地の見学、
②稗田の環濠集落の踏査、③番条・筒井地域の踏査
※歩きやすい服装でご参加ください。また、午後は長距離の徒歩移動となるため、③以降は希望者参加のオプションツアーとします。当日の天候や進行状況により③を割愛させていただく場合もあります

資料代 300円(会員は無料)

近鉄橿原線「近鉄郡山」駅


☆次回の例会は、11月10日(土)に大阪歴史博物館で開催します。飯塚一幸氏の近著『明治期の地方制度と名望家』の書評会を行う予定です(報告者:松沢裕作氏[慶應義塾大学]・中元崇智氏[中京大学])。
2018-09-24 : 未分類 : トラックバック : 0
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【大阪歴史科学協議会 帝国主義研究部会】9月部会のご案内

9月には下記の通り、大阪歴史科学協議会帝国主義研究部会を開催いたします。
みなさまの奮ってのご参加を、心よりお待ちしております。

【日時】9月20日(木)18時30分~
【会場】淀川区民センター 第3会議室(阪急十三駅より徒歩7分)
【報告】笠松敬太氏
「師範学校卒業生の在営期間変更と教練
―1年現役兵制・短期現役兵制―」(仮)


【参考文献】
菊池邦作『徴兵忌避の研究』(立風書房、1977年)
大江志乃夫『徴兵制』(岩波新書、1981年)
加藤陽子『徴兵制と近代日本』(吉川弘文館、1996年)

淀川区民センター
2018-09-02 : 未分類 : トラックバック : 0
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【9月例会】憲法なき戦後沖縄の歴史的解明―書評:豊下楢彦・古関彰一『沖縄 憲法なき戦後』―

 戦後沖縄はサンフランシスコ講和条約第三条に基づき、米国が行使する施政権の下に置かれました。沖縄には日本国憲法が適用されないばかりか、世界人権宣言も国連憲章も遵守されず、軍事最優先の下で住民の生命は危険にさらされ、人権は踏みにじられてきました。この時代にいっさいの法的制約を受けることなく強行された土地の強制収用や軍事利用、かずかずの人権抑圧は、復帰を経て今日に至るまで、沖縄に深い傷を残してきました。
 戦後沖縄は、なぜこのような事態におかれたのでしょうか。豊下楢彦・古関彰一両氏の新著『沖縄 憲法なき戦後』(みすず書房、2018年)は、この問題の歴史的解明に挑んだ研究書です。9月例会は本書の書評会とし、豊下氏からのリプライを受けて議論を深めていきます。
 名護市辺野古への米軍新基地建設をめぐる緊迫のなかでまとめられた本書を通じて、沖縄への「本土」の関わりを捉える、新鮮で根本的な議論が交わされることを期待します。皆さんの多数のご参加をお待ちします。

報告:小林 啓治氏(京都府立大学)
コメント:吉次 公介氏(立命館大学)
リプライ:豊下 楢彦氏(元関西学院大学)

日時:2018年9月1日(土)13:30~17:00
場所:クレオ大阪中央 研修室2
(大阪メトロ谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」1・2番出口から北東へ徒歩約3 分。大阪市天王寺区上汐5-6-25、tel 06-6770-7200)

資料代 300円
(主催・共催団体の会員・組合員は無料)

クレオ大阪
2018-08-10 : 未分類 : トラックバック : 0
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【史料ネット】2018年7月西日本豪雨で被災した歴史資料保全活動への支援募金のお願い

 2018年7月の西日本豪雨に関して、歴史資料ネットワークでは、以下の通り支援募金を実施しています。すでに被災地では被災歴史資料の救出・保全活動も開始されています。皆さまのご支援・ご協力を何とぞよろしくお願い申し上げます。なお、被災歴史資料の救出・保全活動については、歴史資料ネットワークのツイッター(https://twitter.com/siryo_net)をご参照ください。

 2018年7月西日本豪雨によって、西日本地域を中心に全国各地で甚大な被害が生じています。不自由な生活を余儀なくされている被災者の皆さまにお見舞い申し上げますとともに、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆さまに対し、深くお悔やみを申し上げます。

 すでに、愛媛、岡山、島根、広島では、現地の史料ネット関係者が被災歴史資料等の救出・保全に動き出しています。歴史資料ネットワークでは、各地の史料ネットと情報を共有しながら、当面の活動資金の送金を含めた必要な支援を行っています。

 また、近畿各地の被害に対しても、歴史資料ネットワークは、既に現地関係者との連携を始めています。特に6月の大阪北部地震の被災地では、今回の水害による複合的な被害が強く懸念され、活動を迅速に進める必要があります。

 被災地に残された歴史資料は、そのひとつひとつが、地域や人々の歴史的あゆみを未来に伝えるかけがえのないものです。泥をかぶり水に浸かった史料でも救うことができます。今回の被害は広域的であり、各地で同時並行的に展開する救出・保全活動を支えるために多くの資金が必要です。

 前回の熊本地震に引き続き、被災歴史資料の救出・保全活動の重要性にご理解を賜り、現地の歴史資料保全活動への支援をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。お寄せいただいた支援金は、今回の被災各地で活動する各史料ネット等で分配し、その情報発信も行います。

【2018年7月西日本豪雨で被災した歴史資料保全活動への支援募金】
(郵便振替)口座番号:00930-1-53945
加入者名:歴史資料ネットワーク

※ 払込用紙の通信欄に「災害支援」と明記してください。

WEB上からのお振り込みは、下記をご参照ください。
銀行名:ゆうちょ銀行(コード9900)、店番:099
預金種目:当座、店名:〇九九店(ゼロキュウキュウテン)
口座番号:0053945
2018-07-24 : 史料ネット : トラックバック : 0
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